その時のために
覚えておくこと
コロちゃん先生
ケロちゃん
ライスって、ごはんのことじゃなくて?
コロちゃん先生
文字は一緒だけど、「ごはん」とは別物だよ~
速やかに適切な処置をとることで、治りも早くなるので覚えておくコロ!
応急処置法「RICE」を解説
【 R 】 Rest(レスト)=安静
コロちゃん先生
捻挫や打撲をしたら、動かさないことが肝心コロ。
安静にすることで、他の部分にまで損傷が広がらないようにしたり、内出血を起こしにくくしたりするよ。
まずは落ち着いて安静にすることが大事。
【 I 】 Icing(アイシング)=冷却
コロちゃん先生
次は患部を冷やすことコロ。
スポーツをやっている人ならおなじみの「アイシング」。
ビニール袋に入れた氷やゲル状の保冷剤、冷却効果のあるスプレーなどで患部を冷やすことで、痛みを軽くし、内出血や炎症がひどくなるのを抑えてくれるんだよ。
氷や保冷剤を使う場合は、15〜20分くらいを目安に一度氷を外して様子をみて、まだ痛みがあるようならもう一度冷やすようにしてね。
長時間冷やしすぎると凍傷になることもあるので注意が必要だよ。
【 C 】 Compression(コンプレッション)=圧迫
コロちゃん先生
捻挫や打撲で患部が腫れだしたら、伸縮包帯やテーピングなどで患部を適度に圧迫するコロ。
足首の捻挫などでは、腫れがひどくなればなるほど痛みが強くなり治りも遅くなるので、圧迫をして腫れを抑えるコロ。
ただし強すぎはダメ!
血流が悪くなってしまったり、神経を圧迫してしまうのは逆効果になってしまうので、圧迫部位から先の手足の色を見て、血が止まっていないか確認しながら行ってね。
【 E 】 Elevation(エレベーション)=挙上
コロちゃん先生
最後は、捻挫や打撲した部分を上の方に持ち上げること。
なるべく心臓より高い位置まで捻挫した足首などを持ち上げることで、内出血を防いだり、痛みを抑えるよ。
椅子や台、クッションなどをうまく使って患部を乗せるといいコロ。
ケロちゃん
痛くっても慌ててはいけないケロね。
コロちゃん先生
そんな時に思い出しやすいように頭文字になっているんだね。
ケロちゃん
R→I→C→Eの順番!覚えたケロ!
※適切にRICEを行った後は、なるべく早く医療機関にご相談ください。
スポーツをやっている人は、あちこちをぶつけたり、くじいたり、ちょっとしたケガをよくしちゃうよね。
スポーツをやっていなくても、階段から足を滑らせたり、転んで体をぶつけてしまうことは珍しくないコロ。
そうしたアクシデントに見舞われた時のために、日頃から覚えておきたいのが「RICE」という言葉。
これは捻挫・打撲の応急処置のための手順を頭文字で表したものだよ。