夏場に気をつけたい虫さされ、いろいろ
暑い季節は、蚊以外の虫も活動的になる?
コロちゃん先生
ケロちゃん
もちろん! ケロちゃんはお外で遊ぶの大好きだから、夏は蚊に刺されやすいケロ。でも、ときどき、蚊に刺されたのとは違う感じで腫れちゃったり、かゆかったりするケロ。あれも蚊のせいなのかなあ?
コロちゃん先生
そうだったんだね。実は、夏場に気をつけたい“刺す虫”は、蚊だけじゃないんだコロ。
ケロちゃん
そうなの?
コロちゃん先生
そうなんだ。今回は、暑い季節に、蚊のほかに気をつけたい虫さされを紹介するコロ。
ダニによる虫さされ
コロちゃん先生
ケロちゃんは、気温が高くなりむしむしした季節に、おなかやももの内側なんかが赤くなってかゆくなることはないかな?
ケロちゃん
あるある! 昨日まではなかったのに、おなかとか、腕に赤いプチっとしたのができてることがあるケロ。
コロちゃん先生
そんなときは、イエダニによる虫さされが考えられるコロ。床やおふとんにいるイエダニは、ケロちゃんが寝ている間に、皮膚のやわらかいところを刺すんだ。暑い季節だと、あせもと見間違えやすいんだけど、朝起きて、おなかやももの内側といった皮膚のやわらかいところに、赤い発疹が1か所か、不規則に並んでいたら、ダニに刺された可能性があるよ。
ケロちゃん
そうだったんだ! けっこうかゆいから、ついついお洋服の上からかいちゃうんだよね。
ブユ・アブによる虫さされ
コロちゃん先生
ケロちゃんは、お魚釣りや虫取りに出かけるコロ?
ケロちゃん
うん! 魚釣りも虫取りも楽しいから大好きだケロ!
コロちゃん先生
河原や茂みなどにいて、ケロちゃんを刺そうと待ち構えている虫のひとつが、ブユ(ブヨ)という虫だコロ。見た目がハエに似ているんだけど、ハエよりずっと小さくて、蚊と同じように血を吸うんだ。
ケロちゃん
えぇっ。ハエみたいなのに血を吸うの? やだなあ。
コロちゃん先生
そうなんだコロ。ブユも蚊と同じように、血を吸われたときのアレルギー反応で、腫れやかゆみが起こるんだけど、ブユに刺されると、蚊よりも、症状が強いことがあるんだ。同じハエの仲間で、山の中にいるのがアブという虫で、アブは刺すのではなくて、皮膚を直接噛むから、その痛みですぐわかるという特徴があるよ。
毛虫による虫さされ
コロちゃん先生
ケロちゃんが遊びに行くときに気をつけてほしいもうひとつの虫が、毛虫だよ。
ケロちゃん
キャーッ! ケロちゃん、毛虫は苦手だケロ…。
コロちゃん先生
毛虫はガの幼虫なんだけど、文字通り、全身が毛のような針で覆われていて、この針が肌に触れると、腫れやかゆみといった症状があらわれることがあるんだ。
ケロちゃん
ううっ。あんまり想像したくないケロ…。
コロちゃん先生
毛虫は、種類にもよるんだけど、だいたい、5~6月の初夏と、8~9月の真夏に現れるよ。ツバキやサザンカなどの木につくものが多いので、公園やお庭にあるツバキ科の木のそばにいくと被害を受けやすいんだ。小さな毛虫は風に吹かれただけで落ちてくることもあるし、枝や葉っぱに残った毒針に、気付かないうちに触れることで症状が出ることもあるコロ。
もし刺されちゃったら、ステロイド配合の虫さされ薬を!
ステロイドが虫さされに広く効く理由
ケロちゃん
蚊のほかにも、そんなにいろんな虫に刺されるんだったら、虫さされのお薬もたくさん持ってないといけないの?
コロちゃん先生
いいや、その必要はないコロ。赤く腫れたりかゆかったりしたら、市販の虫さされ薬を塗ればよいコロ。とくに、虫さされで起こる強いかゆみや腫れを効果的に抑えてくれるステロイドという成分を配合したお薬が1つあれば、ここで紹介した虫さされに対応できるからおすすめだコロ。
ケロちゃん
そうなんだ。よかったケロ。
コロちゃん先生
腫れちゃったりかゆくなったりしてから慌てないように、ステロイド配合の虫さされ薬を準備しておくと良いコロ!
ケロちゃん
はーい!
ケロちゃんは、夏になると蚊に刺されるコロ?