コロちゃん先生

コロちゃん先生の役立つ話vol.32

胃腸の役割ってなに?
胃や腸を健康に保つ方法は?

イメージ画像
コロちゃん先生

コロちゃん先生

胃や腸って、体の中では「消化器官(消化管)」と呼ばれる器官なんだけど、具体的に何をしてるのか知ってる?

ケロちゃん

ケロちゃん

食べ物を消化する場所っていうくらいで、実はあんまりよく分かってないケロ!

コロちゃん先生

コロちゃん先生

今日は胃や腸の機能や役割、健康な胃腸でいるために気を付けたほうがいい事について説明するコロ!

胃の役割

コロちゃん先生

コロちゃん先生

食べ物が胃に入ってくると、胃の入口と出口が閉まって、ぜんどう運動という収縮運動が起きるコロ。
この時に胃液と呼ばれる消化液が出てくるんだ。

この胃液は、胃の壁(胃壁)を守ってくれる粘液、外から入ってくる細菌を殺菌してくれる胃酸、タンパク質を消化する酵素になる素(ペプシノーゲン)などでできているよ。

この胃液で食べ物の中のタンパク質が分解され、ぜんどう運動で食べ物がお粥状になるまですりつぶされるよ。
お粥状になると胃の出口が開いて、腸(十二指腸)に少しずつ送られていくコロ。

他にも胃には、からだに入ってきた悪いものを嘔吐して外に出したり、食べ物を一時的にためておく役割もあるんだ。

ケロちゃん

ケロちゃん

食事と食事の間が空いても平気なのは、胃が食べ物をためてくれるからケロ!

イメージ画像

腸の役割

コロちゃん先生

コロちゃん先生

腸は大きく分けて、食べた物が通る順に十二指腸、小腸、大腸、と分かれて、肛門に続くコロ。

十二指腸

コロちゃん先生

コロちゃん先生

胃から送られてきた食べ物は、まず最初に十二指腸に来るコロ。
ここでは、胆のうから出てきた胆汁と膵臓から出てきた膵液を、お粥状の食べ物に混ぜるんだ。
胆汁が脂肪の消化と吸収を、膵液は食べ物を消化して糖をエネルギーに変える働きを助けてくれるよ。

小腸

コロちゃん先生

コロちゃん先生

次に、小腸は表面に輪状のヒダがたくさんあって、その表面は柔毛という突起でおおわれているコロ。
このヒダや突起があることで、およそテニスコート1面分(約200平方メートル)くらい表面積が広くなり、吸収力を高めているんだよ。
ここで栄養分が吸収された後、大腸へ送られるよ。

大腸

コロちゃん先生

コロちゃん先生

大腸では、栄養分が吸収された後の食べ物から、水分を吸収して便として肛門から体の外に排出されるコロ。

ケロちゃん

ケロちゃん

一言で「腸」と言っても、細かく役割分担されてるケロ!

健康な胃腸でいるためには何に気を付ければいいの?

コロちゃん先生

コロちゃん先生

それぞれ大切な役割をしている胃や腸だけど、健康な胃腸でいるためにはいくつか気を付けた方がいい事があるコロ。

食事の内容に気を付けよう

コロちゃん先生

コロちゃん先生

動物性たんぱく質や脂肪は消化にすごく時間がかかるコロ。
消化に時間がかかる分だけ胃腸に負担がかかってしまうんだ。
だから取り過ぎはよくないコロ。

逆に、食物繊維や乳酸菌などを摂ると腸のぜんどう運動が活発になり、腸内の善玉菌が増えることで、腸内環境が良くなるよ。

そして大事なことは、胃腸の働きを助けるためによく噛んで、食事は腹八分目でやめて負担を多くしないことコロ!

体内リズムを整える

コロちゃん先生

コロちゃん先生

体内リズムが崩れてしまうと、胃腸内の消化のリズムも崩れてしまう事になるコロ。

だから、決まった時間に食事をとる、食事は就寝の3時間前までに終わらせる、十分な睡眠をとるなど、基本的な事はしっかり守って生活するのがとても大事だよ。

ケロちゃん

ケロちゃん

規則正しい生活だと、決まった時間にお腹も空いてくるケロ!

適度な運動をする

コロちゃん先生

コロちゃん先生

運動不足になると胃腸のぜんどう運動が鈍くなってしまい、便秘や下痢などのトラブルになりやすくなるコロ。適度な運動をすることで、胃腸のぜんどう運動や胃腸の消化機能を高めることができるよ。

イメージ画像

その他

コロちゃん先生

コロちゃん先生

他にも、体の冷えやお酒の飲みすぎは胃腸を傷めてしまう原因になりやすいから、気を付けてコロ。

↑ページの先頭へ