どうしてこの時期に流行するの?
コロちゃん先生
ケロちゃん
インフルエンザの流行は冬の乾燥と関係があるケロ。
インフルエンザの型ってどう違うの?
コロちゃん先生
季節性インフルエンザのウイルスは、大きく分けるとA型、B型、C型の3種類コロ。
このうちA型とB型が毎年流行を引き起こしているよ。
A型インフルエンザ
コロちゃん先生
A型インフルエンザは症状が重くなる場合が多いコロ。
【主な症状】
・38℃を超える高熱
・頭痛
・のどの痛み
・悪寒
・関節痛
・筋肉痛
などが主な症状だよ。
脳炎・脳症の合併症を引き起こすことがあるコロ。
ケロちゃん
インフルエンザと聞いて思い浮かぶ症状ばかりケロ!
B型インフルエンザ
コロちゃん先生
B型インフルエンザも近年は毎年流行しているコロ。
症状はA型と少し違って、高熱が出ない(37℃台)場合も多く、胃腸炎によく似た症状が現れる人も多いよ。
また症状がA型よりも長い期間続く事があるよ。
C型インフルエンザ
コロちゃん先生
C型インフルエンザは、インフルエンザとしては軽い症状ですむことが多いコロ。
もともと感染力が弱いんだけど、感染しても軽い鼻かぜ程度で他の症状が出ない事も多いよ。
ケロちゃん
C型インフルエンザは初めて聞いたケロ!
新型インフルエンザ
コロちゃん先生
インフルエンザでは、時々「新型インフルエンザ」という言葉が出て来るね。
ケロちゃん
新型インフルエンザと聞くだけで怖いケロ!
コロちゃん先生
特にA型はウイルスの性質が大きく異なるタイプが突然現れ「新型インフルエンザ」として扱われるよ。
多くの人が免疫を持っていないから、ものすごいスピードで全国的に大流行を起こしてしまうコロ。
その後、世界中に流行が拡がって、多くの人が新型インフルエンザに対して免疫を持つようになると、新型インフルエンザは、季節性インフルエンザとして扱われるようになるんだコロ。
今は季節性インフルエンザとされるA(H1N1)亜型(H1N1dpmウイルス)も、初めて現れた2009年頃は新型インフルエンザとして扱われていたけど、2011年4月からは季節性インフルエンザとして扱われることになったコロ。
ケロちゃん
新型インフルエンザはいつまでも新型じゃないケロ!
インフルエンザの予防はどうすればいいの?
コロちゃん先生
インフルエンザが流行っている時期は、外出を控えるのが一番。
でも外出を全くしないのはとっても難しいコロ。
外出する時はマスクをして、帰宅後は手洗い・うがいをしっかり行ってウイルスが体内に入るのを防ごう!
乾燥するとウイルスが舞いやすいし、のどや鼻の粘膜の防御機能が下がって、インフルエンザにかかりやすい状態になってしまうので、加湿器などでしっかり加湿することも重要だコロ。
しっかり予防していても、防ぎきれずにインフルエンザになってしまった時のために、予防接種をうけておくと、重症化を予防することもできるよ!
ケロちゃん
ウイルスが口に入る可能性がある料理前や食事前にもしっかり石けんで手洗いすることも大切だケロ。
インフルエンザにかかってしまったかもしれない!?どうすればいいの?
コロちゃん先生
インフルエンザにかかってしまうと、周囲にウイルスを拡散してしまうので、なるべく外出は控えるコロ。
症状が出てから3~7日間はウイルスを拡散させてしまうと言われているよ。
家族にうつしてしまうこともあるので、家の中でもマスクをして、鼻水をかんだティッシュなどは放置せずにすぐにゴミ箱に捨て、顔や手を拭いたタオルも家族で共有せずにすぐに洗濯しよう。
水分を補給し、安静にし、しっかりと睡眠をとることも忘れずに。
放っておくと重症化したり、知らずに周りの人にうつしてしまったりするので、高熱などインフルエンザの症状があれば、早めに医療機関で受診をしてコロ。
その時、他の人にうつさないためにマスクをすることも忘れないでね。
季節性インフルエンザは、例年11月頃から流行り始め、12月~3月がピーク。
この時期に流行するのは冬の空気の乾燥に関係しているコロ。
空気が乾燥すると、インフルエンザウイルスに含まれている水分も乾燥して、ウイルスが軽くなるんだ。
ウイルスが軽くなると、咳やくしゃみでまき散る唾液や鼻水に乗って遠くまで飛んでいきやすくなるコロ。
また、空気の乾燥でウイルスを含む唾液や鼻水自体の水分も乾燥して、より細かい粒となってさらに広い範囲に飛んでいくよ。
こうした空気を吸い込んだり、ウイルスが付いた物を手で触ってその手が粘膜に触れると、そこからウイルスに感染してしまうコロ。