コロちゃん先生
カビの原因となる胞子はいつでも空気中を浮遊しているよ!
コロちゃん先生
知らない間に生えてくるお風呂のカビ。
何もないところから突然生えてくるようだけど、もちろんそんなことはないコロ。
カビの一生はとても小さな胞子から始まるよ。
その胞子が発芽し、成長するとカビになるけど、実はこの胞子は常に空気中をふわふわと漂っているんだ。
ただ、肉眼では見えないしニオイもないから、人間にはわからない。
だから知らない間にお風呂場のいろいろなところにくっついて、育ち始めちゃうコロ。
カビがすくすく育つ条件は、
栄養や温度、湿度、水、空気
コロちゃん先生
一般的にカビと言われるのは、黒カビのこと。
黒カビは、栄養や温度、湿度、水、空気が揃ったところで繁殖していくよ。
浴槽、壁や床の間のシリコーン部分、ドアのパッキン部分、窓周辺、浴槽のフタ、排水溝周り、天井など、環境さえ揃えば残念ながらすくすく育ってしまうんだ。
ケロちゃん
どこにでも育つ感じで怖いケロ・・・。
コロちゃん先生
では、次は原因別に対策法を解説するコロ。
カビへの対策法
温度
コロちゃん先生
お風呂から上がったら、浴室の壁や床を水シャワーで流している人もいるんじゃないかな?
確かに浴室内の温度は下がるので、カビが生えてこないような気がするね。
でも、カビの成長の最適温度は25℃~30℃だけど、5~35℃前後でも育つことができるんだ。
つまり育つスピードが遅くなることはあっても、対策としてはかなり弱いコロ。
水や湿度
コロちゃん先生
電気代がもったいないような気もするけれど、カビ掃除は大変だから、普段から換気扇を回しっぱなしにしている人もいるみたいだね。
でも、これも単独では対策として、いまひとつ足りないコロ。
確かに湿度は下がるけれど、蒸発するまでには時間がかかるので、その間にやはりカビは育ってしまうコロ。
だから湿度対策としては、タオルなどで壁や床に付着した水分を拭き取るか、スクイージーなどを使用して水を切ってしまうことが肝心なんだ。
他にも浴槽と床の隙間などに入り込んだ水はカビの温床になってしまうよ。
だから、なるべくこまめに拭きとって乾燥させることが大切だコロ。
栄養〜カビは何を食べて生きているの?〜
コロちゃん先生
温度が高めで湿度があることに加えて、栄養を摂ることで、カビは育ってしまうコロ。
カビの好物は皮脂、石けんカス、髪の毛など。
つまり汚れた浴室はカビにとってはご馳走だらけでうれしくてたまらない環境になるんだ。
こまめな掃除をすることで、根本的にカビが繁殖しにくい環境をつくろう!
ケロちゃん
カビもお腹がすくんだねー。
おまけ:ピンク汚れはカビじゃない?
コロちゃん先生
ちなみに黒カビに対して赤カビ・ピンク汚れと呼ばれるものは、実はカビではないって知ってた?
これは酵母菌の一種で、黒カビよりも繁殖スピードが早く、洗剤にも強いことから、シャンプーボトルの底などにあっという間に生えてしまうという特徴があるコロ。
ただ、水分や石けんカスが大好きという点では黒カビと対策は同じ。
アルコール除菌スプレーが効きやすいという特徴があるコロ。
ケロちゃん
カビには「日頃からこまめに」が一番ケロね!
気がつくとお風呂の隅に黒い影。よく見ればやっぱりカビ!いつも浴室の換気扇は回しっぱなしにして気をつけているつもりなのに、どうしてカビは生えるんだろう。
今回はその秘密を教えるコロ!